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ダイニチMC-SVD40AとMR-SVF60Bの違いは?どちらから揃えるべきか解説

MC-SVD40AとMR-SVF60Bの違い キッチン家電

「ダイニチのコーヒーメーカー、焙煎機と一緒に揃えるべき? それとも片方だけで十分?」

ダイニチ工業のコーヒー機器シリーズ「カフェプロ」には、抽出専用の「MC-SVD40A」と、熱風式のコーヒー豆焙煎機「MR-SVF60B」があります。名前だけ見ると似た価格帯の兄弟機のように思えますが、実は役割がまったく異なる機器です。

筆者も毎朝ガラス製のドリッパーで手淹れのコーヒーを淹れていますが、豆は市販の焙煎豆・粉を使っており、生豆を自分で焙煎したことはありません。この記事では、両者の役割の違いを整理したうえで、どちらから揃えるべきか、両方揃えると何が変わるかを解説します。

この記事でわかること

  • MC-SVD40A(コーヒーメーカー)とMR-SVF60B(焙煎機)の役割の違い
  • どちらから揃えるべきか、用途別の判断基準
  • 両方揃えると何が変わるか、注意点も含めて
  • 販売終了したMR-F60A(旧焙煎機)との違い

⬇️ どちらが自分の使い方に合うか、ここで整理してしまいましょう。気になる機器があればこちらからチェックできます。

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MC-SVD40AとMR-SVF60B、役割の違いは?

コーヒーづくりの工程の違い
※イメージ図です。実際の商品カラー・仕様とは異なる場合があります。

結論からまとめると、両者はコーヒーを淹れる工程のうち、まったく別の工程を担当する機器です。

  • MR-SVF60B(焙煎機):生豆を焙煎して「焙煎豆」にする工程を担当
  • MC-SVD40A(コーヒーメーカー):粉(挽いた豆)からお湯で抽出して「飲めるコーヒー」にする工程を担当

コーヒーが完成するまでの流れは、「①生豆→②焙煎→③挽く(ミル)→④抽出→⑤完成」という工程を経ます。MR-SVF60Bは②の工程、MC-SVD40Aは④の工程を担当しています。

③のミル(豆を挽く工程)は、どちらの機器にも搭載されていません。両方揃えても、別途コーヒーミルが必要になる点は事前に知っておきたいポイントです。

仕様比較表

項目MC-SVD40A(コーヒーメーカー)MR-SVF60B(焙煎機)
担当工程抽出焙煎
発売時価格(税込)49,830円39,820円
メーカー直販価格(確認時点・税込)44,770円35,750円
消費電力635W1300W
処理量最大4杯(最大使用水量600mL)生豆60g(付属計量カップすりきり1杯)
所要時間特記なし(抽出モードにより変動)約16〜25分(冷却時間約10分を含む)
焙煎・抽出の段階焙煎度選択3段階(LIGHT/MEDIUM/DARK)焙煎レベル8段階(L1・L2・M1・M2・M3・D1・D2・エスプレッソ)
監修「Brewman Tokyo」小野光氏・「茶亭 羽當」天野大氏「Brewman Tokyo」小野光氏
外形寸法高さ425×幅227×奥行321mm高さ280×幅241×奥行186mm
質量約4.9kg約2.3kg
電源コード長1.8m1.3m
安全装置転倒自動停止・停電安全装置・室温異常自動停止・過熱防止転倒自動停止・停電安全装置・室温異常自動停止・過熱防止
販売形態ダイニチWebShop限定ダイニチWebShop限定

出典:ダイニチ工業公式サイト「MC-SVD40A」スペシャルサイト同「MR-SVF60B」スペシャルサイト。価格は確認時点のもので変動する場合があります。

表内の「焙煎・抽出の段階」は、それぞれ独立した仕組みです。MR-SVF60Bの焙煎レベル8段階と、MC-SVD40Aの焙煎度選択3段階は、数字上そのまま組み合わさるわけではありません。

MC-SVD40Aの焙煎度選択は、実際に使う豆の焙煎具合(浅煎り・中煎り・深煎り)に合わせてユーザー自身が選ぶ項目です。MR-SVF60Bで焙煎した豆の8段階と1対1で対応する自動連携機能ではない点にご注意ください。

豆知識

MR-SVF60Bは、日本代表を決めるコーヒー抽出の国内競技会「Japan Brewers Cup 2022」で優勝経験を持つ小野光氏が監修しています。奇しくもMC-SVD40Aの「NEW WAVE」モードも同じ小野氏の監修であり、焙煎から抽出まで、同じ人物の技術思想が一貫して反映されているシリーズといえます。

どちらから揃えるべきか

どちらから揃えるべきか
※イメージ図です。実際の商品カラー・仕様とは異なる場合があります。

抽出の質を先に高めたいならMC-SVD40A

市販の焙煎豆・コーヒー粉をすでに使っている方で、「注ぎ方や温度によって味が安定しない」という悩みがあるなら、MC-SVD40Aから揃えるのが優先度が高いといえます。生豆・焙煎の工程をスキップし、いま使っている豆のまま抽出の質だけを底上げできます。

筆者のように毎朝手淹れをしている方であれば、まず抽出の再現性を試してみる、という順番が現実的な入り口になりそうです。

豆の鮮度・コストにこだわりたいならMR-SVF60B

一方、「焙煎豆は劣化が早い」「生豆の方が安く手に入り、長期保存もできる」という点にメリットを感じる方は、MR-SVF60Bから検討する価値があります。

価格.comマガジンのレビューでは、同じ豆(グアテマラSHB)を焙煎豆と生豆で比較した場合、焙煎豆が100gあたり585円、生豆が100gあたり390円だったという実例が紹介されています。長期的に見ると、豆代を抑えられる可能性がある点も焙煎機ならではのメリットです。

また、焙煎の際に煙が出にくく、チャフ(薄皮)の飛散も抑えられた設計とされており、室内での使用を前提とした家庭用機器として作られている点も、これから自家焙煎を始める方には安心材料になりそうです。

ただし、焙煎したての豆はミルで挽く工程が別途必要になるため、コーヒーミルをまだお持ちでない場合は、焙煎機と合わせて用意する必要があります。

両方揃えると何が変わるか

両方揃えたコーヒー時間
※イメージ図です。実際の商品カラー・仕様とは異なる場合があります。

MR-SVF60Bで生豆から焙煎したての豆を作り、コーヒーミルで挽き、MC-SVD40Aで抽出する——という一連の流れをすべて自宅で完結させると、市販の豆を使う場合と比べて、より鮮度の高い状態でコーヒーを楽しめる可能性があります。

焙煎方式・抽出モードの組み合わせも豊富なため、同じ生豆でも焙煎レベル(8段階)を変えて焙煎し、それぞれの焙煎豆をNEW WAVE・CLASSICどちらのモードで抽出するか試すことができ、豆1種類でも幅広い味の違いを楽しめそうです。

両方揃える場合、コーヒーミルが別途必要になる点、合計予算が確認時点の直販価格で8万円台前半(44,770円+35,750円=80,520円)になる点、焙煎・抽出それぞれにお手入れの手間がかかる点は、事前に理解しておきましょう。

お手入れの手間はどのくらい増える?

焙煎機を追加すると、コーヒーメーカー単体で使う場合よりもお手入れの工程は増えます。MR-SVF60Bは、焙煎後に発生するチャフ(薄皮)を、付属のお手入れブラシで排気口や内部から取り除く作業が使用のたびに必要とされています。

実機レビューでは、冷却作業も行われるため、焙煎豆を容器に移す作業やチャフの掃除がしやすかったという声も見られました。

MC-SVD40A側のお手入れ(ドリッパー・ノズル・水タンク・コーヒーボトルの洗浄、定期的なクエン酸洗浄)と合わせると、日々の手入れ工程はシンプルなコーヒーメーカー単体で使う場合より多くなります。

焙煎・抽出のこだわりと、お手入れの手間のバランスを、ご自身の生活スタイルに照らして検討することをおすすめします。

設置場所で気をつけたいポイント

MR-SVF60Bは熱風を使って焙煎するため、実機レビューによると、可燃物との距離を左右30cm以上・前後30cm以上・上部100cm以上確保することが推奨されています。

また、吸気口が本体側面だけでなく底部にもあるため、毛足の長い敷物やほこりが多い場所での使用は避けた方がよいとされています。

MC-SVD40Aと合わせて2台を並べて設置する場合は、それぞれの設置スペース・可燃物との距離を両方確保できるか、事前にキッチンのレイアウトを確認しておくと安心です。

販売終了したMR-F60A(旧焙煎機)との違い

カフェプロシリーズには、MR-SVF60Bの前身にあたる焙煎機「MR-F60A」もありましたが、現在は販売終了しており、入手が難しくなっています

MR-F60Aとの主な違いは、焙煎レベルの段階数と、バリスタ監修の有無です。MR-F60AはLIGHTからDARKまでの7段階、MR-SVF60Bはエスプレッソモードを追加した8段階に対応しています。MR-F60Aは監修者なし、MR-SVF60Bは小野光氏監修です。

あわせて、従来機は焙煎ムラを抑えるためゆっくり昇温する仕様でしたが、MR-SVF60Bはばらつきを抑えながらも素早く昇温できるよう改良されているとされています。これから購入を検討する場合は、現行モデルであるMR-SVF60Bが対象になります。

使い方別に見る向き・不向き

使い方おすすめ理由
市販の豆で抽出の質を上げたいMC-SVD40Aのみ焙煎・ミルの工程をスキップして抽出だけ底上げできる
豆の鮮度・コストにこだわりたいMR-SVF60Bのみ(+別途ミル)生豆から自家焙煎でき、長期保存・コスト面でも有利
焙煎から抽出まで一貫してこだわりたい両方+ミル鮮度の高い豆を、豆本来の個性を引き出す形で抽出できる
まずは手軽に試したいMC-SVD40Aから市販の粉がそのまま使え、導入のハードルが低い
お手入れの手間を最小限にしたいMC-SVD40Aのみ焙煎機を追加するとチャフの手入れ工程が増える

よくある質問(Q&A)

Q1. MC-SVD40Aだけでコーヒー豆を挽くことはできますか?

いいえ、MC-SVD40Aにはミル機能はありません。あらかじめ挽いたコーヒー粉を使用する必要があります。

Q2. MR-SVF60Bだけでコーヒーを飲むことはできますか?

MR-SVF60Bは焙煎機のため、単体ではコーヒーを飲める状態にはなりません。焙煎した豆をミルで挽き、別途ドリッパーやコーヒーメーカーで抽出する工程が必要です。

Q3. コーヒーミルはダイニチ製品にありますか?

本記事執筆時点で、ダイニチのカフェプロシリーズにミル機能を持つ製品は確認できていません。ミルが必要な場合は、他社製品を別途用意することになります。

Q4. MR-F60Aはもう購入できませんか?

公式の販売チャネルでは販売終了しており、入手は難しい状況です。中古品やフリマサイト等で流通している可能性はありますが、保証・サポート面での確認が必要です。これから購入する場合は現行モデルのMR-SVF60Bが基本の選択肢になります。

Q5. 両方揃えると合計いくらかかりますか?

メーカー直販価格の確認時点で、MC-SVD40A(44,770円)とMR-SVF60B(35,750円)を合わせると、8万円台前半(80,520円)が目安になります。別途コーヒーミルも必要になるため、トータル予算はさらに上乗せされる点にご注意ください。

Q6. MR-SVF60Bの焙煎時間はどのくらいですか?

約16〜25分(冷却時間約10分を含む)とされています。生豆60g(付属の計量カップすりきり1杯)を投入し、焙煎レベル・スタートボタンを押すだけの簡単な操作で焙煎できるとされています。

Q7. 焙煎中に煙や匂いは気になりますか?

公式サイト・レビュー記事によると、煙が出にくくチャフの飛散も抑えられた設計とされています。ただし焙煎という工程の性質上、多少の匂いは発生する可能性があるため、換気を意識して使用することをおすすめします。

まとめ

MC-SVD40Aと MR-SVF60Bは、「抽出」と「焙煎」という別々の工程を担当する機器です。どちらか一方だけでも役割は完結しますが、両方揃えることで、生豆から抽出までの一貫したこだわりを自宅で再現できます。

市販の豆で抽出の質を上げたい方はMC-SVD40Aから、豆の鮮度・コストにこだわりたい方はMR-SVF60Bから検討するのがおすすめです。いずれの場合も、豆を挽くコーヒーミルは別途必要になる点、焙煎機を追加するとお手入れ・設置スペースの手間が増える点は事前に把握しておきましょう。

MR-F60A(旧焙煎機)は販売終了しているため、これから購入する場合は現行モデルのMR-SVF60Bが対象になります。価格や在庫状況は変動しやすいため、購入を検討するタイミングで最新情報を確認することをおすすめします。

⬇️ 毎日のコーヒーの時間を、どこまでこだわりたいか。ご自身の使い方に合わせて選んでみてください。

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